ピアスにまつわるエトセトラ。

初めてピアス穴を開けたのは二十代後半だったと思う。
穴を開ける意思などまるでなかったのに、気付いた時には美容外科に予約を入れていた。
内心不安だったが、あっという間に施術が終わり、その日は帰宅。
以後、1週間にわたり消毒を続け、漸く購入したピアスを装着したのだった。
ところが、何が災いしたのか、右耳にだけ異変が発生。
再び美容外科にて施術を受けたものの、症状は変わらず。
結局、左耳にのみピアスをつけることに。
その後現在の地に移住した私は、思い切って皮膚科で穴を開けることを決意。
美容外科と違い、ファーストピアスそのものを消毒液に30分程浸してから右耳に装着してくれた。
この時点では「今度は大丈夫」と思えたし、担当の医師も「左耳が大丈夫なのだから、右耳も大丈夫」と太鼓判を押してくれた。
ところが、数日もしないうちに再び炎症が。
慌てて美容外科で診察を受け、後日保険証持参の上再診に来るよう指示を受ける。
というのも、この日は保険証を持参していなかった為、治療費(この場合は医療行為になるそうだ)は全額自費負担だったから。
尤も、二度目の診察時に差額は返金してくれたから、良心的な病院だったと思う。
で、この時担当してくれた女医さんが一言。
「理由はわからないけど、恐らく右耳には抗体が出来ているので、何度開けても無駄。」
随分とはっきり言う人だな…と思いながらも、その潔さに納得した私は未だに片耳ピアスを貫いている。